予防処置
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予防の大切さを見直しましょう
従来、日本の歯科医療では「トラブルが起こってから治療する」対症療法が当たり前とされてきました。しかしそれは、悪くなるまでわざわざ待っているのと同じこと。治療をしてもダメージは避けられず、さらに治療をくり返してダメージを重ねることで、お口の環境はどんどん悪化してしまいます。
そういった悪循環を招かないためにも、まず「病気にならないようにする」予防が重要です。生涯自分の歯で笑ってすごすために、千葉県白井市の歯医者「かわおと歯科」の予防処置で、予防習慣を始めましょう。
「なってからの治療」が招く負の連鎖
その場しのぎの「なってからの治療」が、お口の中に負の連鎖を招いていることを知っていますか?こちらでは、虫歯治療を例に挙げてご紹介します。
STEP01
虫歯ができる
STEP02
歯を削り、詰め物で補う
STEP03
歯と詰め物の間から虫歯菌が入り込み、虫歯が再発する
STEP04
さらに歯を削り、大きな詰め物で補う
STEP05
再び細菌が入り込み、神経まで達する
STEP06
神経を取り除く根管治療を行う
STEP07
被せ物で補う
STEP08
神経を失った歯がもろくなる
STEP09
歯を失う……
このように、はじめは小さかった虫歯も、治療をくり返せば歯を失うことにつながってしまうのです。歯を失った部分にブリッジを装着すれば、支えになる両隣の歯に負担がかかり、今度はその歯を失うことに……。安易な治療は極力避けるべきなのです。
予防は歯科衛生士にお任せください
当院では予防処置を、歯科衛生士が担当します。歯科衛生士は口腔衛生の専門家ですので、一人ひとりのお口の状態に合った予防ケアが可能です。
予防ケアでおすすめなのが、専門的な歯のクリーニング「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」。歯科衛生士が専用の器具を使って、歯の汚れを徹底的に取り除く処置です。日ごろのブラッシングでは落とし切れない汚れを残らず除去し、虫歯・歯周病予防に効果的です。予防は歯科衛生士にお任せください。
担当衛生士制のメリット
当院では、患者様一人ひとりに毎回決まった衛生士が予防処置にあたる「担当衛生士制」を採用しています。そのメリットは次のとおりです。
- ■メリット1
- 患者様のお口の傾向を一貫して把握することで、効果的な予防が可能になります。
- ■メリット2
- 担当が変わるごとに、一から説明する必要がありません。
- ■メリット3
- 毎回同じ者がお待ちしているため、患者様も緊張せず処置を受けていただけます。
当院の予防メニュー
定期検診
お口の中の状態は、日々変化します。歯科医師が定期的にチェックすることで、効果的な予防を可能にしながら、早期発見・早期治療につなげます。
プラーク(歯垢)の染め出し
ブラッシングをしても残ってしまうプラークを、薬液を使って染め出し、みがき残しやすい場所を確認します。
ブラッシング指導
プラークの染め出しによって日ごろのブラッシングのクセを見直し、一人ひとりのお口の状態に合ったみがき方を指導します。
フッ素塗布
歯質を強化し、虫歯への抵抗力を高める効果を持つフッ素。定期的に歯の表面に塗布し、虫歯になりにくい歯をつくります。
シーラント
複雑で深い溝を持ち、虫歯になりやすい奥歯。あらかじめその溝をレジン(歯科用プラスチック)で埋めてしまい、虫歯を予防する処置です。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
歯科の専門家が専用の器具を使って行う、歯のクリーニングです。ブラッシングをしても残ってしまう歯と歯、歯と歯ぐきの間に入り込んだ汚れを徹底的に取り除きます。
噛み合わせのチェック
噛み合わせが乱れていると、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなるだけでなく、顎や顔、また全身までゆがみを招いてしまうことがあります。定期的にチェックすることが大切です。
生活習慣の指導
食事、睡眠、ブラッシングなどのタイミング、アルコールやタバコといった嗜好品の摂取といった生活習慣は、お口の健康に深く関わっています。現在の生活習慣を伺い、問題があれば改善に向けた指導を行います。
小児予防の重要性
予防は大人だけでなく、子供にも重要なものです。なぜなら乳歯の時期の虫歯は永久歯の健康にも大きく関わるものだからです。一生のお口の健康づくりは、子供のときから始まっています。お子様の予防もしっかり行っていきましょう。
子供の歯を虫歯にさせないために知っておきたいこと
大切なお子様の歯、虫歯から守ってあげたいものです。子供の歯を虫歯にさせないために、次のことを知っておきましょう。
乳歯は虫歯になりやすい
乳歯は永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすい歯。また一度かかると進行も早いのが特徴です。
乳歯の虫歯は永久歯の生え替わりにも悪影響を与え、永久歯まで虫歯にしてしまったり、歯並びを乱してしまったりすることもあります。乳歯の虫歯もきちんと治療することが大切なのです。
乳歯の虫歯は白い
乳歯の虫歯、実は白くなるという特徴があります。そのためご家族の方でも気づきにくく、気づかないうちに進行してしまったというケースも少なくありません。
また白い虫歯は進行も早いため、早急な対処が必要です。「見つけにくい」ことを理解し、定期検診を受けるようにしましょう。
食事やおやつは時間を決める
時間を決めず、いつも何かを食べているような状態が続くと、お口の中は常に汚れていることになり、虫歯菌が活発に動き出します。
食事やおやつは時間を決めて与え、食べたらブラッシングするとともに、お口の中を休ませる時間をつくるようにしましょう。
仕上げみがきを欠かさない
お子様はまだ、自分でお口の中をきれいにブラッシングすることができません。自分でみがいた後には、ご家族の方が仕上げみがきを欠かさず、お口の中をきれいにしてあげてください。
~治療前にはトレーニングを行っています~
お子様に対していきなり治療を始めてしまうと、慣れない環境でただでさえ緊張しているお子様が泣き出してしまうこともあるでしょう。そこで当院ではお子様に対し、治療の前にトレーニングを行っています。
たとえば治療器具を見せたり、治療の大切さをやさしくお話ししたりすることで、まずは医院の雰囲気に慣れていただきます。その後緊張がほぐれたときを見はからって、いよいよ治療を開始するのです。
歯科の雰囲気に慣れるためにも、予防はとてもいい機会になります。自然に歯科通院の習慣が身につくよう、まずは予防のためにお子様をお連れください。